事件を起こさないまでも、予兆としての症状にはどのようなものがあるでしょう。
それは、うつ病の症状と酷似します。
それらの症状を、セロトニン神経の働きと対応づけてみましょう。
その1.
朝の寝起きが悪く、学校に行く気になれない。
腹痛や頭痛など不定な訴えがある。
これは、起きるとともにセロトニン神経が活動を開始し、覚醒を演出する機能を担っていることに対応します。
セロトニン神経が弱っていると、朝起きても順調な活動が起こらず、むしろエンストしそうな状態にあります。
それが、朝の体調をなかなかスタンバイの状態にしてくれないものと考えられます。
その2.
人付き合いするのが怖いと思い、他者とのコミュニケーションを拒絶して、閉じこもる傾向にある。
このことについては、セロトニン神経の発達障害である自閉症が関係している可能性があります。
その3.
姿勢が悪く、身体に芯が入っていない感じがする。
すぐに、しゃがみ込んでしまう。
セロトニン神経は抗重力筋に対して刺激効果があることがあります。
セロトニン神経が弱ってしまえば、このような症状が出て当然ということになります。
予兆としては、最も分かり易いものです。
その4.
痛みに対して我慢できず、大騒ぎしてしまう。
セロトニン神経は痛みを抑える働きがあるわけですが、それが十分に働かなくなった状態といえます。
その5.
ちょっとしたストレスで、周囲を混乱に陥れてしまう。
セロトニン神経は、不安や舞い上がる心を抑える働きをしますが、それができなくなると考えられます。
その6.
動物虐待。
ここまでくると、すでにセロトニン神経がかなり弱ってきているはずですから、要注意ということになります。
■参考記事
人付き合いは怖いという曲がった信念の治し方 - 切れない人付き合いからの脱出
このような症状が出る前提として、「自分の部屋(殻)に閉じこもる日常とゲーム漬けの生活」があります。
こういう生活形態をとり、これらのような症状が出てきたら、セロトニン神経が弱っていると考えてみましょう。